茶道に使う懐紙。”かいし”と読みます。
どうやって使うか、ご存知ですか?
茶道ではお菓子を載せるのに使いますが、普段もバックに忍ばせておくととても便利ですし、使い方次第でとても上品に見られます。
ここでは懐紙の説明と色々なシーンでの使い方について解説していきます。
懐紙には色々な模様がある
茶人は白を好みますので、正式な茶会や、自分がお点前をする際は白の無地を懐中することがほとんどです。
カジュアルな茶会にお呼ばれしたり、普段もバックの中に忍ばせたりするのはデザイン物でも楽しいですね。
お正月バージョン
今年は寅年ですね
季節ものも
色々な種類があります。その季節によって選ぶのもとっても楽しいんですよ。
お土産にしても
奈良のお土産です。
茶道では鹿は秋に用いますので非常に好まれますね。
懐紙の使い方/お茶をいただく時
懐紙の輪は自分側になります。
通常茶道で使用する時は懐紙の中心に楊枝を挟んでおきます。
お菓子を取るときには左手に持たせ、楊枝でいただきます。
お菓子の種類によっては広げたり、袋状にしても構いません。
また、水っぽいお菓子が供された時は、懐紙の上にりゅうさん紙を載せると下に浸透致しません。
時節柄一つずつ包装された菓子が出されることもありますが、それでも一旦懐紙に載せてから頂くべきでしょう。
懐紙の使い方/食事をする時
和食では持ち上げる器と持ち上げない器がございます。
小鉢やお茶碗、刺身の醤油皿など、手のひらサイズのものは持って頂きます。
それに対し、焼き物や天ぷらを盛り付けた平皿など大きいサイズのものは、テーブルに置いたままにします。
こういった時、よく汁などが垂れないように左手を受け皿として添えたりしますが、これは実はマナー違反です。
手では無く懐紙を左手に持たせることによって、見た目がぐっと上品になりますね。
懐紙の使い方/デートでは女子力の高い持ち物です
食事に使うといいとは述べましたが、デートの時に使うと男性ウケはかなり良いでしょう。
大人のアイテムですね。この様な懐紙入れに入れておくと更に上品です。
綴織(つづれおり)で4000円程の品です。
バックに忍ばせていざという時にパッと出すと、かなりポイントアップですよ!
懐紙の使い方/お札を渡すとき
人にお金を渡す時、のし袋やポチ袋があれば当然それらに入れるのが正式ですが、
懐紙でも十分応用出来ます。
折り畳むと立派なポチ袋やお年玉袋にもなりますよ。
常に持ち歩いていればとっさにこのような使い方も出来ます。
紙幣を懐紙に挟んでお渡しするとむき出しよりずっと丁寧なんです。
懐紙の使い方は多種多様。
ぜひやってみましょう。
お茶道具屋さんや文房具店でも売っております。
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